vitra

ヴィトラ

世界的なデザイナー達が手掛ける名作家具
「vitra(ヴィトラ)」

個性的で、世界的なアーティステック・デザイナーが手掛ける家具が特徴のヴィトラ。テーブルやチェア、ソファだけでなく、時計やマグなどの小物インテリアアイテムまで、そのすべてがオブジェのように輝く美しさがあります。
 

ヴィトラ製品の美しさを支えるデザイナーたち

1934年に店舗内装製品の製造メーカーとして、スイスで創業したヴィトラ。
1957年、創業者・ウィリー・フェルバウムは、ニューヨークで非常に魅力的な椅子に出会います。その椅子のデザインを手掛けていたのが、かの有名なチャールズ・イームズ。そのことがきっかけでフェルバウムは家具メーカーへの転身を決意、そのライセンスを得て生産を始めます。以降、国際的に評価の高いデザイナーと作品を次々と発表、チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン、ヴァーナー・パントン、ジャン・プルーヴェなどの有名な建築家やデザイナーが手掛けた作品を世に送り出しています。
 
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アントニオ・チッテリオ

アントニオ・チッテリオ (Antonio Citterio) は、1950年にイタリアのメダという都市で生まれました。 自身のスタジオを1972年に設立し、その3年後、ミラノ工科大学で建築学を修了。 1987年から1996年にかけて、テリー・ドーンと協力して、ヨーロッパと日本で数々の建築物を手掛けました。 2000年、チッテリオとパトリシア・ヴィエルは、建築、デザイン、グラフィック全般を手掛けるAntonio Citterio and Partnersを設立、住宅や商業施設、公共建築、オフィスやショールーム、ホテルのインテリアデザインなどのプロジェクトを主に手掛けています。 また、グラフィックデザインやコンセプトを含めた企業向けのコーポレートアイデンティティの設計も行っています。 Antonio Citterio and Partnersは、2009年にAntonio Citterio Patricia Viel and Partnersと名称を変更し、現在も活動しています。

また、彼は、ヴィトラだけでなく、Ansorg、Arclinea、Axor / Hansgrohe、B&B Italia、Flexform、Flos、Fusital、Hermès、Iittala、Kartell、Maxalto、Sanitec Group、Technogymなど、企業と協働しています。 彼は1987年と1995年にデザイン界において権威のある、コンパッソ・ドーロを含む数々の賞を受賞しています。 また、2006年からイタリアのメンドリシオにあるUniversitàdella Svizzera Italiana建築学部の教授を務めています。 2008年にはRoyal Society for Arts、Manufactures&CommerceよりRoyal Designer for Industryの称号も授与されています。

ジャスパー・モリソン

ジャスパー・モリソンは、ここ数十年来、最も成功したプロダクトデザイナーの一人です。 親交の深いデザイナー深澤直人とともに、優れたデザインを定義する言葉として「スーパーノーマル」という独自のデザイン哲学を掲げています。 彼は、本当の意味で私たちの暮らしを豊かにする、シンプルで実用的なデザインを追及し続けています。 ジャスパー・モリソンによる製品は、ニューヨーク近代美術館や世界の著名な美術館に収蔵されている他、ヴィトラとともに、オールプラスチックチェア、ソフトモジュラーソファ、ハルチェアのシリーズなどを開発、発表しています。 

世界の建築ミュージアム「ヴィトラ・キャンパス」

 
ヴィトラは、1981年に工場を大火災で消失してしまいます。この壊滅的な火災で工場の半分以上を失ったことで、早急な再建に迫られました。当時のCEOロルフ・フェルバウムは、イギリスの建築家ニコラス・グリムショウにその困難な設計を依頼、僅か半年で工場を建て直すことができました。工期短縮のために用いたプレハブ金属構造を持つ工場が「ヴィトラ・キャンパス」の最初の建築となります。
その後、膨大な家具コレクションを収納・保存するために、1989年ヴィトラ・デザインミュージアムが完成。それからも、フランク・ゲーリーによって、プロダクションホールやヴィトラ本社、1993年には過去の大火災から得た教訓として、ザハ・ハディト自身にとっても初の建築物となる消防署、日本人建築家・安藤忠雄の国外初建築物の「セミナーハウス」が竣工。多くの建築家によって30年以上の歳月をかけ、現在のヴィトラ・キャンパスが形作られていきました。